関節ケア エクササイズ
エクササイズを行う際には、基本的には凝固因子の注射を行った後で行いましょう。
ムービーのご利用にあたって
- 本ムービーは血友病患者さんを対象に、ひじ、ひざ、足関節の動きをセルフチェックするとともに、関節の状態にあわせた運動やストレッチを提示するものです。
- 一度にたくさん回数を重ねるのではなく、少しずつでも継続して行うことで、より高い効果が得られます。
- ムービー中に示される運動の時間や回数は目安です。患者さん個々に最適な回数は関節の状態や病状により異なります。
- セルフチェックや運動、ストレッチ中に痛みや異常を感じたら、早めに主治医に相談してください。
以下の症状がある方は、まず診察を受けてください
- 関節に出血症状があり、凝固因子製剤の輸注と冷却を行っても症状が改善しない場合
- 関節に以下の症状がある場合
- ・安静時痛(じっとしていても痛い)
- ・強い運動時痛(力を入れたり関節を動かすと強く痛みを感じる)
- ・強い荷重痛(関節に体重がかかると痛みを強く感じる)
- ・熱感(他の場所と比べて熱い)
- ・腫張(関節を押すとプクッとした感じがする)
- 全身状態が悪い(頭痛、発熱、悪寒、気分不快、吐き気、めまいなどの症状がある)場合
- エクササイズを継続したらかえって症状が悪化した場合
初めての方へ
自己診断チャート
ひじ・ひざ・足首の状態を把握して、自分に最適なエクササイズを!
ウォームアップ 準備運動
自己診断やエクササイズの前には、下記の準備運動を行いましょう。
筋肉と関節をほぐすことで、ケガを予防し、エクササイズ効果を高めます。
- 体幹部(動画:約3分)
- ・ 背中を丸める⇔背中を伸ばす運動
- ・ からだを横に曲げる運動
- ・ からだをひねる運動
- 上股(動画:約3分)
- ・ 両手を組んで手首を回す運動
- ・ 両手を組んで腕全体を正面に曲げ伸ばす運動
- ・ 両手を組んで腕全体を正面で左右に回す運動
- 下肢(動画:約3分)
- ・ 足を床につけて滑らせ前後左右+回す運動
- ・ ひざを曲げて股関節を開閉する運動
- ・ 脚を交互に持ち上げる運動
クールダウン 整理運動
エクササイズ後にも、クールダウンとして準備運動と同じ運動を行うと、翌日の筋肉や関節の痛みを妨げます。
- 体幹部(動画:約3分)
- ・ 背中を丸める⇔背中を伸ばす運動
- ・ からだを横に曲げる運動
- ・ からだをひねる運動
- 上股(動画:約3分)
- ・ 両手を組んで手首を回す運動
- ・ 両手を組んで腕全体を正面に曲げ伸ばす運動
- ・ 両手を組んで腕全体を正面で左右に回す運動
- 下肢(動画:約3分)
- ・ 足を床につけて滑らせ前後左右+回す運動
- ・ ひざを曲げて股関節を開閉する運動
- ・ 脚を交互に持ち上げる運動